エアコンが故障したとき自分で直せるケース・業者を呼ぶべきケース

🔧 故障かも?と思ったらまずここを読む
エアコンが故障したとき
自分で直せるケース・業者を呼ぶべきケース
症状別にわかりやすく解説。焦らず、一つずつ確認しましょう。
はじめに
「エアコンが動かない」「冷えない」——そんな症状が出ると、まず頭に浮かぶのは「故障?業者を呼ばないといけない?」という不安ではないでしょうか。しかし実際には、自分で確認・対処するだけで解決するケースも少なくありません。
大切なのは「本当に故障なのか」を冷静に見極めること。
この記事では、エアコンのよくある不具合を症状別に整理し、自分で復旧できるケース・業者に依頼すべきケースをシンプルに解説します。
✅ 自分で対処できる
これなら自分で復旧できる可能性が高い
🙆
🔋
電源が入らない・リモコンが反応しない
リモコンが全く反応しない場合、故障ではなく電池切れのことがほとんどです。まず電池を新品に交換してみましょう。スマートフォンのカメラ越しにリモコンの先端を見ながらボタンを押すと、赤外線が出ているか確認できます(光れば正常)。
対処法:電池交換 → それでも反応しない場合は、本体の「応急運転ボタン」を押して動くか確認。動けばリモコン本体の故障です。
突然止まった・うんともすんとも言わない
エアコン専用のブレーカーが落ちているケースです。分電盤を確認し、エアコン用のスイッチが「切」になっていれば「入」に戻してみましょう。また、コンセントを一度抜いて5分ほど待ち、再度差し込むことで電気系統がリセットされ復旧することもあります。
対処法:ブレーカー確認 → コンセント抜き差しリセット → 本体の応急運転ボタンで動作確認。
❄️
風は出るのに冷えない(弱い)
フィルターに埃が詰まっていると、空気の通り道が塞がれて冷却効率が大幅に落ちます。月1回の掃除が理想ですが、長期間未掃除の場合はまずここをチェック。取り外して水洗いし、完全に乾かしてから戻すだけで改善するケースが多くあります。
対処法:フィルター取り外し → 水洗い → 完全乾燥 → 再装着。設定温度も再確認(暖房モードになっていないか)。
🌀
室外機のファンが止まっている
室外機のファンは「設定温度に達した」「送風モード中」など、正常な動作として止まることがあります。また、室外機の周囲に障害物があって熱がこもり、安全装置が作動しているケースも。周囲50cm以上のスペースを確保し、日陰になるよう工夫するだけで動き出すことがあります。
対処法:運転モード・設定温度を確認 → 室外機周囲の荷物を撤去 → 直射日光が当たる場合は遮熱対策を施す。
💧
ポコポコ音がする・ドレンホースから水が出ない
「ポコポコ音」は換気扇使用時などに気圧差が生じ、ドレンホースから外気が逆流することで発生します。ドレンホースの先端が詰まっている場合は、市販の「ドレン用サクションポンプ」で吸い出すか、水を流して詰まりを除去できます。また「エアーカットバルブ(逆止弁)」を取り付ければポコポコ音は根本的に解消できます。1,000円程度でホームセンターで購入可能です。
対処法:ドレンホース先端の詰まり除去 → エアーカットバルブの取り付けで恒久対策。
⚠️
上記で改善しない場合・症状が悪化している場合は、自己判断での分解・修理はNG。内部の電気系統や冷媒ガスに関わる作業は専門知識が必要で、誤操作は故障を悪化させたり、火災・感電の危険があります。以下のセクションで「業者を呼ぶべきサイン」を確認してください。
🚨 業者に依頼
これは自分で直せない!すぐに業者へ連絡を
🛠️
🌡️
風は出るのに全然冷えない(室外機の配管に霜がつく)
フィルターを掃除しても改善しない・室外機の細いパイプや熱交換器に白い霜がついている場合は、冷媒ガス漏れが疑われます。冷媒ガスは熱の移動を担う役割があり、減少すると部屋が冷えなくなります。ガスの補充や漏れ箇所の修理には専用機器が必要で、DIYは不可能です。
修理費用の目安:冷媒ガス補充・漏れ修理で 2.7万〜5万円程度。ガスの種類を間違えると爆発・火災の危険があるため、必ずプロへ依頼を。
💥
「ガタガタ」「ブーン」「ギー」といった異音がする
こうした大きな異音は、ファンモーターの故障・コンプレッサーの異常・内部部品の脱落などが原因のサインです。そのまま使い続けると故障が悪化したり、発火につながる危険もあります。異音に気づいたら使用を中止し、すみやかに業者へ診断を依頼してください。
修理費用の目安:ファンモーター交換で1.5万〜3万円、コンプレッサー交換になると5.8万〜10.5万円程度。
💦
室内機から大量の水漏れがある
ドレンホース詰まりが原因の軽微な水漏れは自分で対処できる場合もありますが、本体背面・底面からの大量の水漏れや、取り付け角度の問題が原因の場合は専門業者に依頼が必要です。水漏れを放置すると、漏電・カビ・天井や壁の腐食につながるため早急な対応が求められます。まず電源プラグを抜いて、床の水を拭き取ることを最優先に。
修理費用の目安:ドレンホース交換で8千〜1.6万円程度。取り付け調整が必要な場合は別途工賃が発生。
🔌
エラーコードが表示されて止まった
リモコンや本体のディスプレイにエラーコードが表示された場合、エアコンが内部の異常を自己検知しているサインです。メーカーの取扱説明書でコードの意味を確認できますが、「基板の異常」「センサー故障」などが原因の場合は専門業者でなければ対応できません。
修理費用の目安:基板交換で2万〜3.5万円程度。コードをメモしてから業者に伝えると診断がスムーズ。
🏠
賃貸物件のエアコンが故障した
賃貸物件では、経年劣化・自然故障による修理費用は原則として大家・管理会社の負担です。ただし、自分で勝手に業者を手配してしまうと、後から費用を請求しても認められないリスクがあります。まず管理会社に連絡し、承認を得てから対応してもらいましょう。故障の症状(冷えない・異音など)と写真を送ると話がスムーズです。
注意:フィルター掃除を怠ったことによる水漏れや、借主の不注意による破損は自己負担になる場合があります。
💡 判断の目安
修理すべき?それとも買い替え時?
🔄
修理か買い替えかを決める最大の判断基準は「使用年数」です。エアコンの一般的な寿命は10〜13年。10年を超えると主要部品の劣化が進み、故障発生率が急増します。
🔧 修理を検討
使用年数:10年未満
部品の供給が続いている可能性が高い
センサー・リモコンなど軽微な故障
修理費用が新品価格の半額以下
🛒 買い替えを検討
使用年数:10年以上
部品の保有期間切れで修理不可の恐れ
基板・コンプレッサーなど高額な故障
修理費用が新品価格の半額を超える
📅 2027年問題にも注意
2027年度から新しい省エネ基準が適用されるため、これまで5〜7万円で買えていた標準モデルが10万円台に上がる可能性があります。古い機種を使い続けている場合は、2026年中に買い替えを検討するのがコスト面でも賢明です。
🛡️ 予防
「また故障した……」を防ぐ4つの習慣
📋
1
フィルターは月1回掃除する
汚れたフィルターはエアコンへの負荷を高め、冷却不良・故障の原因になります。月1回の水洗いが寿命を大きく延ばします。
2
夏前(5〜6月)に試運転を行う
シーズン開始前に冷房モードで30分以上運転し、冷え具合・異音・異臭をチェック。問題を早期発見できれば繁忙期前に修理できます。
3
室外機の周囲を常に整理する
周囲50cm以上のスペースを確保し、雑草・置き物・直射日光を避ける工夫を。熱がこもると過負荷になり、寿命を縮めます。
4
年1回はプロによる内部クリーニングを
フィルターの奥にあるファンや熱交換器の汚れはプロでないと落とせません。放置するとカビ・悪臭・冷却不良の原因に。定期クリーニングは「故障の予防」でもあります。
まとめ
エアコンの不具合は、「まず自分で確認・対処できるかを判断する」ことが大切です。
電池切れ・ブレーカー・フィルター詰まりなど、意外と簡単に解決できるケースは多くあります。一方で、異音・ガス漏れ・大量の水漏れ・エラーコードは自己判断での修理はNGです。使用年数が10年を超えている場合は、修理費用と買い替えコストを比較して賢く判断しましょう。
エアコンのクリーニング・点検・修理のご相談は、ぜひ当店へお気軽にお問い合わせください。